
「綺麗なバラには棘がある!」
久しぶりのSoenneckenです!いや〜なかなか出会いがないですよね〜このブランドとは!だってもう現在このメーカーは存在しないのですから……毎 日海外のオークションや万年筆専門店などの情報を見るたびに気にして見てるのですが……無い時はもう全然無いですね!特にShenさんが以前から血眼に なっている111/222/333/444モデルは!噂ではSoenneckenには熱烈なコレクターが多く滅多に手放すことはないんだとか……

しかし今回のSoenneckenは前回紹介したGopens.から入手しました!333のExtraは既にGreen Striped のモノを所有しているのですが、このRed Stripedの華麗さに惹かれ買ってしまいました!
さて最近はヴィンテージ万年筆に触れることが多くなり買っても直ぐにはインクを入れない様になりまし た!まずは健康診断からです!(そんな大層なことが出来る訳ではなく、ペン先分解して、洗浄して、組み立てて、ペン先揃えて……位です!)コレは専門店か ら購入した訳ですから、そこまでは必要ないと思ったのですが、「まあ一応ね……」てな、軽い気持ちで取りかかったら……コレがまた大間違い!

先ずペン先が硬くて硬くて抜けません!ゴム板で挟んでかなりの力をかけてみたのですがビクともしません!ここまでで15分位かかってます!更にお湯に浸け ること5分、そのあと30分程かかってやっと抜けました……今までで1番硬いペン先でした!コレ整備してないの(擬)?
そして超音波洗浄機で洗浄すること10 分!いつまで経ってもモクモクとインクが湧いて出てきます!コレ絶対整備してないやろ〜〜(困惑)
そのあとペン芯のインク滓を隙間ゲージで浚って組み立て!さてインクはちゃんと吸い上げてくれるのか?もうドキドキものです!しかしここはセーフ!快調にインク窓はいっぱいになりました!ほっ!
そして肝心の書き味は……分解前に試筆はしてなかったのですが、まあまあの書き味!Shenさんがペン先に対してやったことと言えばスリットの調整と左右のペン先を揃えただけです!研磨はまだ出来ません(笑)!
でもまあ考えようによっちゃ〜、この過程を楽しめた(のか?)で良しとしましょう!「ヴィンテージ万年筆にはこのくらいの出来事は当たり前だ!」と思わなければ、到底付き合えないのでしょう……
おわり!