2009年9月19日土曜日

メーカー不詳

名も無き万年筆も良いモノです!


「この万年筆は何?ドイツの万年筆の様だけど……」


今までブランドである!とか、生産国で○○である!とか、製造年代が○○年代である!とかが万年筆を購入する一基準だったのだが、今回の万年筆はそんなモノは全然関係ない!では「何故この万年筆を購入したのか?」と問われればわかりやすい所で「軸が綺麗だから!」と表面上は答えるだろうけど……どうもそれだけではない様な気がする、不思議な万年筆である!

この万年筆はヤフオクで何回かお世話になっているセラーさんから落札させて貰ったものだが"Moselgold"と軸に表記されているのがブランド名なのかシリーズ名なのか所有者の方も分からなかった様で商品の説明文にも「メーカー不詳……」と書かれていた!年代はおそらく1930年代のモノであろうとのこと!なるほどこのハッチの模様は良く1930年代のコンウェイなどでも良く見かける模様である!軸素材はセルロイドで重量は13.5gでかなり軽量!吸入方式はボタンフィラーでサックは新品に交換済み!もし故障しても代替品で修理もききそうだ……


ペン先には色々と刻印してあるのですが……よく分かりません(汗)!書き味についてはヴィンテージに良くあるフワフワに柔らかい書き味ではなく、適度な柔らかさとでも言いましょうか、インクフローもちょうど良くハネ、止め、払いもピタッと決まります!「決してだらしない訳ではないけれど四面四角にカチカチでもない!」てな感じですかね〜〜なんか良く分からない喩えですね(笑)!





しかし写真ではなかなか伝わりにくいと思いますが、この万年筆は新品並みに使用感のない状態で、時代考証の1930年代が本当なら、これはこれでかなり凄いことではないでしょうか?タイムスリップしてきたのかと思いますね〜(笑)!




もしこの万年筆の素性がお分かりの方はご教授下さい!よろしくお願いします!




おわり!

8 件のコメント:

  1. やたらペン先が光ってますね、一瞬shenさんも磨き魔になられたかと思いました(笑)過って日本でも無名でも素晴らしい万年筆を製造されていた方々が無数にいたそうですね、きっとこの万年筆もそんなモノなのかも?ひょっとしてshenさんが前世でお造りになったのかも?だとすれば是非大切になさって下さい。名も無き妄想爺より

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  2. 夢待ち人 さん

    こういった万年筆は得てして酷使されて残らないのが常なんでしょうが今回はよくぞこのようなほぼ完璧な状態でShenさんの手元に来てくれました!

    写真の技術が拙いので照明の加減でやたらピカピカの万年筆の様に思われるでしょうが現物は非常に落ち着いた色合いの万年筆です!

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  3. 軸の艶やかさが、まったく時代を感じさせませんね。
    文字とか見ると、ドイツっぽい香りがしますね。
    とりあえず英語ではなさそう。

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  4. su_91 さん

    そうなんですよ〜〜ドイツのものだとは思うのですが……自信がありません!

    写真よりももっと落ち着いた色なんで今度お会いした時には見てみて下さい!

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  5. 二右衛門半2009年9月19日 21:16

    わたくしめもスペルからドイツ物だと言うことぐらいしかわかりませんね。
    ペン先の姿と、ハート穴のカタチが戦争前後のドイツ物っぽさを醸し出していますが、確信は持てません。
    しかし・・・美しいですね!

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  6. 二右衛門半 さん

    う〜〜ん!二右衛門半さん程のスペシャリストでも分かりませんか〜〜確かにスペルはドイツ語だと思うし〜まあ文献などを漁ってみます!気長にね!

    それに素性が分からなくても万年筆の使い心地や書き味は変わらないのですから(笑)!まあ所有する人の精神衛生上の問題でしょうか?

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  7. 二右衛門半2009年9月20日 12:40

    東京の会合に持っていって、ドイツマイナー万年筆の権威フリッツ氏に伺ってみてはいかがでしょうか?
    私の方はドイツのマイナーメーカーまではカヴァーしていません。

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  8. 二右衛門半 さん

    ほう!かの有名なフリッツさんですか〜〜今度東京へ(っていつになるか分かりませんが)持ち込んでみようかな〜〜!


    適切なアドバイスありがとうございました!二右衛門半さんにもカバー出来ない分野があろうとは……やはり万年筆の世界は深いな〜〜(笑)!

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