2009年3月31日火曜日

Soennecken 111/222 その3


Shenさんは引き返す事が出来ないところまで来てしまいました……

「海外のヴィンテージ万年筆専門店から万年筆を購入する!」



前段がやたら長くなってしまいました!今回からやっと紹介出来ます!これが2本のうちの1本で「Soennecken 111 superior Silver Hashmarks EF」です!これをどうやって選んだかと言うと、こんな感じの説明文が付いていたからです!



「Soennecken 111 Superior PIF in Black with Silver Hashmarks. GFT. Rare export model, with an extra “Made in Germany” imprint line, and an extra long visualated barrel. Has the famous “click-fill” mechanism. Medium, extra-flexible nib. Near mint




Shenさんの琴線にかかったパスワードは「Rare export model」「“Made in Germany” imprint」「extra-flexible nib」の3つでした!Shenさんが勝手に解釈したのは「珍しい輸出モデル」「“Made in Germany”とプリントされてる」「非常に柔らかいニブ」って感じでしょうか?そんだけで選ぶのですからShenさんもええ加減ですね〜でもこれで良いのだ!




あともう一つ購入に踏み切った理由を挙げるとすれば、軸の模様ですか?Soenneckenと言えば非常に綺麗な模様のモノが多いですが、これは地味綺麗って感じであんまり派手派手しくなくて気に入ってしまったのです!




さて書き味ですが、ペン先はEFですから非常に細い線が書けます!紙の上で粘るような、しなるような感じと言うか……これは!Shenさんが大好きなパイロット70周年とよく似た書き味を味わえるように思います!これは良い!しなやかな柔らかさと言いましょうか?とにかく気持ち良いです!




そして1950年代のSoenneckenの特徴である逆回転防止機能(上記の英文中のclick fillだと思うのですが……)もキッチリ仕事してくれます!インクを十分吸ったら「カチッ」っと音で知らせてくれます!この音がメカニカルな感じで、「インクを入れる」と言う儀式を愉しいものにしてくれます!




今回の「Soennecken 111 superior Silver Hashmarks EF」は「Soennecken 111 superior Silver Grey Herringbone M」に続く、2本目の<111>です!




次回はもう1本のSoenneckenを紹介します!


つづく!

2009年3月29日日曜日

Soennecken 111/222 その2


Shenさんは引き返す事が出来ないところまで来てしまいました……

「海外のヴィンテージ万年筆専門店から万年筆を購入する!」




有料会員になって後来る「2月某日に有料会員に先行してカタログが見られるパスワードを送ります!」とのメールが来ました!さて後は待つだけ!わくわくドキドキ……日本との時差があるから…え〜っと、2月某日の夜11時かな!どれにしようかな〜〜……




……と待つ事、約1週間!その夜は早めにお風呂に入って緊張してMacの前に陣取り精神統一!「上手い事いきますように〜〜」と柏手でも打ちたい気分!




10時58分……10時59分……11時になった!早速メークチェック!……まだ来てない?11時01分!もう一回メールチェック……!まだ来てない?どうして?Shenさんの頭の中は?マークがクルクルまわりっ放し!そうして11時5分にメールチェックしたらやっと来てました!日本ほど几帳面に時間を守らないのね……等と思いましたが、パスワード来たのでまあオッケーとしましょう




入力してカタログに入ると、目の前はまさに注文し放題!どれでも入手し放題のSoenneckenばかり!おっと涎が……!



その中でも目をつけておいた2本のブツを選択!そして一番下の名前とアドレスを記入して申し込み!のボタン押したら、次の画面はもう「ありがとう!注文を受け付けました!」の画面が!日本みたいに何回も「良いですか?注文しますか?ホントにしますよ?」等と長々と申し込みの画面を繰り返すような事がないのがちょっと驚きました!これが文化の違い?てか良く考えないで注文をしたら取り返しのつかない事になるトコでした……



そしていつものようにpaypalで支払いをして、完了!この間約15分!アッサリ終わってしまいました……ebayの時でも思った事ですが、こんだけ簡単に買い物出来るならカード破産する人が出てくるのも分かるような気がします……気を付けねば!



次回はやっとSoenneckenの紹介に入れます!もうちょっとだけ待ってて下さい!



つづく!

2009年3月27日金曜日

Soennecken 111/222 その1


Shenさんは引き返す事が出来ないところまで来てしまいました……

「海外のヴィンテージ万年筆専門店から万年筆を購入する!」



万年筆仲間同士が情報の交換をする方法はいくつかあると思います!直接イベントなどで交流をする、お店のお客さんとして居合わせたお客さん同士で話をする、ブログやホームページなどを訪れて情報のやり取りをする、etc……




今回Shenさんの元に1通のメールが送られて来たのがすべての事の始まりでした!メールを送って下さったのはM女史(仮名)という方で、以前彼女がオークションに出品された万年筆をShenさんが落札したのが、知り合ったキッカケでした!いまだ直接お会いした事は無いのですが……いつかはお会いしてみたいです!




さて話を戻します!彼女のメールには何が書かれてあったのか?要約すると「知り合いの方から海外のヴィンテージ万年筆専門店のカタログを送ってもらったので良かったらどうぞ〜〜ホームページのアドレスはコレ!」とPDFファイルが同封されてまして〜〜それを開いてみると……




うお〜〜〜〜これは〜〜〜〜〜〜すごい〜〜〜〜〜〜今まで見た事がない万年筆が250本くらい整然と並んでいるカタログでした!しかも今Shenさんがご執心のSoenneckenが約50本くらいずら〜〜〜っと並んでます!





「欲し〜〜〜〜い!!」Shenさんの物欲は臨界点にまで達してしまったのです!!




ebayがちょっと分かる様になって来て調子に乗ってしまっているShenさん!コレは挑戦するしかありません!まずメルマガ登録!コレすると会員になれるらしい……(英語が完全に理解出来ないので、勘と言うか…フィーリングと言うか…とりあえず行き当たりばったり?)ん?なんにも起こらんぞ?返信のメールが来たけど、会員になれた!とも書いてないし……




「じゃあ〜この項目かな?」と思い、次々に(手当たり次第?)ホームページを開いていくと何やらそれっぽい記入事項があるページに行き当たりました!「名前と……住所と……ペイパルのアドレスと……なるほど!無料会員と有料会員がある訳か!コレやったら年間会員にしといて……っと……コレでオッケーのはず……やけど、どう?」等とブツブツ独り言を言いながらホームページと格闘する事、1時間あまり……やっと会員になれました!


つづく!

2009年3月25日水曜日

Mont Blanc 82 F

Shenさんにはどうしても使う事の出来ない万年筆があります!

「金ピカのMont Blancが欲しい!」


以前紹介したMont Blanc22なのですが、縁あってお嫁入りしてしまいまして……その代りと言っては何ですが、今度ウチにお嫁入りしたのがコレ!Mont Blancの82です!コレはShenさんが年末に銀座のペンクラスターさんから購入した万年筆の内の1本だったのですが……最初はそんなに気にもならなかったのです……



「金ピカの万年筆なんてまだShenさんには早いでしょ?以前買ったパイロットの748だってまだインクも入れずに置いてるんだから、これ買ってもお蔵入りしてしまうのは目に見えてるでしょ?」と心の中で、これ以上万年筆を買わないようにしているShenさん(良心ってヤツでしょうか?)がいました!(笑)



「でも、まあこんな上物はいくら何でもすぐ売れるわな〜〜」と安易な気持ちで考えてました!ペンクラスターさんのサイトはかなりの上物が並んでいる上にすぐに買い手が付いてしまうので、いっそのコト他のお客さんが買ってくれればアキラメも付くと言うモノ!まあ他に欲しい万年筆もある事だし、ここは大人の判断でいきましょう!と、余裕こいてた訳ですが……



1日経っても売れてませんでした!



この頃からShenさんの中の物欲がムクムクと頭をもたげてきまして……気が付くと1時間ごとにサイトチェックして「まだ売れてない……」と、ホッとするShenさん。もうここまで来ると禁断症状です……苦しい…この苦しみから逃れるには、もう「ポチッ」っとするしかない……ああ、もう駄目……



ポチッ!



縁あってShenさんの手元に来たMont Blanc82!万年筆をこれ以上買わないようにしていたShenさん(やはり良心なのでしょうか?)の予想通りインクも入れられずに出番を待ってて貰ってます……早く万年筆に相応しいShenさんにならなければ〜〜!待ってくれ〜〜〜Mont Blanc82!

2009年3月23日月曜日

パイロット 70周年記念万年筆 FM

Shenさんが書いてて気持ち良い!と、思った初めての万年筆でした!

「国産の渋いヴィンテージ万年筆が欲しい!」


これはShenさんがパイロットの旧い万年筆に興味を持ち始めた頃に入手した1本です!数多くの舶来万年筆に対しての興味も一段落した頃、この万年筆はShenさんの前に現れたのです!
ベスト型と呼ばれるこの万年筆は、舶来万年筆の様に「これは○○を象徴した形なんです!」と言った謂れがある訳でも無く、シリアルナンバーが記されたプレートが唯一の装飾でした。



Shenさんは当時、万年筆に対してどの方向性に進んで行けば良いのだろうかと悩んでました!

①高額限定品を専門に逝く!
しかし、これは資金的な問題が多く絶対ザセツするのが目に見えてたのでダメ!

②ワンメーカーに拘る!
これはなかなか良い線だと思いますが、コレも現在なのか、過去まで含むのか、明確な境界線がなくて永遠のイタチごっこになる可能性があるのでコレもダメ!

③皆が興味のない、或いは持っていない万年筆に逝く!
これだ!天の邪鬼な自分にはこの方向性が1番合ってる!ハズだ!



しかし、ただ単に珍しい万年筆でもな〜…もう一つ何か付加価値がないかな〜…と、思っていたトコロにこの万年筆に出会い、「柔らかさ、気持ちよさ」と言う今現在まで続く万年筆収集の方向性が確定したのです!



しかし神戸元町のPen and message.にて何人かの方がこの万年筆を所有しておられるのを発見するに至って、よりディープな方向に深化して行くのです……まだまだ万年筆道の奥は深いと感じる今日この頃です!死ぬまで勉強!かな……

2009年3月21日土曜日

Mont Blanc 149 80年代 B

Shenさんの元に、出会いは突然に!

「モンブラン149が欲しい!」


このモンブラン149との出会いは突然でした!神戸元町Pen and message.に委託品で持ち込まれた、この149…最初は買う気などサラサラなかったのです……



この149を購入した当時、ほぼ毎日Pen and message.に電話しては、どうでも良い事を話してお店に迷惑を掛けていました……(今でもやってる事はそんなに変わっていませんが……)その頃の挨拶は「なんか良いモンありますか?」でした!委託ケースの中が結構入れ替わり激しかったので、確認しておかないと欲しいモノを入手し損ねてしまう!という恐怖感を持って毎日電話していたんだと思います……(そのような状態で以前1931トレドを入手した経緯があったもんで〜)



その日も「なんか良いモンあります?」の挨拶から始まりました!いつもはスタッフKさんなのですが、その日は店主の吉宗さんが電話口に出られて、「今ね〜あるのはモンブランの149かな〜80年代のモノで,エボナイトのペン芯で、試筆程度の極上品!ペン先はBね!スゴい綺麗ですよ!でもShenさん、興味ないですよね〜?」





なんとまあ……呆れるほどShenさんの物欲のツボと万年筆の好みを熟知しているセリフでしょうか!こう言えばShenさんが勝手に引っ掛かってくるというのを完全にわかって、吉宗さんは最後にこう囁かれるのです……




「まあ、どちらでも良いですけどね……」




確か1931トレドの時もこのセリフで堕ちた様な気がする……全然進歩していないShenさんです……後日、吉宗さんの前で149のペン先調整を受けるShenさんがいました。




元々のペン先は「B」ですので、この149はスタブに調整して頂く事にしました!今までスタブのペン先は持っていなかったし、スタブの横細縦太の字体は、万年筆で書いた字「らしく」見えるかな!と思ったからです!しかし80年代のモンブランはまだヴィンテージではないですけど,最長で28年間は眠ってた品物です!吉宗さんはペン先を抜く作業でかなり苦労されていました…あの時はありがとうございました!




スタブに調整された149はなかなか良い感じです!ペン先は柔らかくもなく硬くもなく,しかし長時間にわたって筆記をしていてもさほど疲労感を感じさせない絶妙なペン先です!それが大柄なボディと相まって、Shenさんの大きい手の中にあっても、その存在感は圧倒的で流石に「万年筆の王様」って感じです!



コレからも長い間つきあって行きたいモンブラン149です!

2009年3月19日木曜日

中屋万年筆 赤溜 シガーロング バランスコントロールモデル 中軟

Shenさんにはこれは合っているんでしょうか?

「中屋万年筆の滅多に見ないモデルがほしい!でも……」



これは年末にヤフオクで落とした中屋万年筆です!バランスコントロールモデルで内部に重りをいれる事で前後のバランスと重さの調整が出来る万年筆です!



Shenさんは中屋万年筆を何本か手にしてから、「いつかは蒔絵の万年筆が欲しい!」と思っておりますが、如何せん先立つモノがなくて……(今まで買った中屋万年筆を全部合わせれば、おそらく楽勝で買えてるはずなんですが……)



しかし、この万年筆を握っててなんか調子が違う事に気がつきました!今まで中屋万年筆は正規取扱店からカルテを書いて注文していたモノばかりで、ほぼ完全に自分に合わせて作られていたのです!この中屋はおそらく前オーナーの癖や好みがあって作られたモノだから違和感を感じてしまうのでしょう!



Shenさんもシガーロングモデルは持ってます!外見は一緒なのに、感覚が違うと言っている……万年筆はこんなにも繊細な筆記具だと言うことに改めて気がつきました!



ペン先の調整などで解決出来る問題ではなさそうです……これはもう誰かのトコロにお嫁に出そうかなと思っています……誰か里親になってもらえませんか?

2009年3月17日火曜日

プラチナ ギャザード 3776 太

Shenさんは持ちやすい万年筆を探してました!

「見た目はなんだけど、持ちやすい万年筆がほしい!」



プラチナのギャザードです!見た目はあまり美しくはないです……(気に入ってらっしゃる方はすみません!)軸に華美な装飾がある訳でなく、特別美しい色合いでもない、逆にデコボコしていてなんか独特の形状をしている所為か第一印象は良くありませんでした……




しかし実際使ってみると、この軸のデコボコがすべり止めの役目を果たしてホールド感が良く、潤沢なインクフローと相俟って滑らかな書き味を約束してくれます!これは硬いとか軟らかいとかじゃなくて書いてみないと解らないのではないでしょうか?




そしてこれを購入した時に聞いたお話によると、このデコボコはすべり止めの役目だけではなく、手の熱を内部に伝えにくくしてインクフローを安定させる役割も持っているとか!そこまで計算されたデザインだったとは!ちょっと驚きです!



Shenさんのギャザードは「太」なんですが、今これにスティピュラのグリーンを入れて使ってます。ドバドバのインクフローになるように調整してもらったので、インクの濃淡がスゴク良く出ます。普通の文章を書くのには使えませんが、頭の中が上手く纏まらない時に気分転換にスラスラと落書きするのに使ったり、アイディアの草案を作る時に使ってます!




なかなかのペンなのですが、一つだけ弱点を挙げるとすれば尻軸にキャップを差した時にぐらぐらと安定が悪いです!まあ、普段どんだけ短いペンでも尻軸にキャップを差さないShenさんには大きな影響はないのですが、逆に尻軸にキャップを差さないと書けない人にとってはちょっと気を付けてほしいですね……

2009年3月15日日曜日

Soennecken 333 Extra F その2


Shenさんは初体験しました!

「欲しい万年筆はこれだ!」



そこには宝の山が眠ってました!スヴァらしい!ここまでの苦労が実った気がしました!!しかしまだ問題が……なんせ承認の説明は当然は全部英語なので、カタコトの英単語の繋ぎ合わせで商品状態を確認せねばなりません!これがまたムズカシイ!どうしよう……と思っていたShenさんにある閃きが!「インターネットの翻訳サービスを活用しよう!」




実際の文章がこれ!あるモンブランの説明です!

「Rare vintage Montblanc Classic cartridge filler in perfect working condition, no cracks, no dings, with very nice smooth nib, you can use normal cartridges, and also a converter, excellent every day writer and this rare pen is also nice for your collection, see the pictures. 」


で、対訳がコレ!


「非常に良い滑らかなペン先と完璧にビンテージモンブランクラシックカートリッジ充てん剤の動作環境は、クラック、 dings 、また、あなたのコレクションには、いいです、通常のカートリッジ、コンバータは、優れた作家は毎日、この珍しいペンを使用することができます参照してく ださいの写真。」




全然役に立ちません(笑)!あきれ返ってしまいました……こりゃ地道に辞書引いて確認するしかないか……そこでアレコレ辞書片手に確認した結果、購入しようと決めたのが、Soennecken 333 Extra!非常に綺麗なグリーンのストライプにサイズに見合わぬ大きいニブが特徴の1950年代のSoenneckenの代表的モデルです!





ちなみにこれは即決価格が設定されていたので、ドキドキしながら入札!直ぐにpaypalのページに飛びます!そしてパスワードを入力して送金完了!この間おおよそ3分!はや!これでホントにイイの?これで終了?簡単すぎん?




そんな心配をよそにおよそ10日後、はじめてのebayで落札した商品がオランダからの荷物が届きました!世界って狭いな!って痛感しました!しかしこれはebay泥沼地獄の始まりを意味する事になるのです
……


The end!

2009年3月13日金曜日

Soennecken 333 Extra F その1


Shenさんは初体験しました!

「欲しい万年筆はこれだ!」




今年の1月に東京ツアーで手に入れたSoennecken111!この魅惑の万年筆に惚れ抜いて、それから1月ほど過ぎた頃です……Shenさんは強烈な物欲に支配されてしまったのです!





「もっとSoenneckenが欲しいよ〜〜!」





しかし東京の名だたるヴィンテージ万年筆専門店に問合せのメールを送って、在庫確認して頂くも「在庫はありません、入荷予定もありません!」と剣もホロロ……こんな時のオークション頼みで毎日チェックしていても、さすがにドイツマイナーブランドの雄!おいそれとは出品されていません!





ほ しい物は何が何でも探さなければならない!こうなれば最後の手段!これだけには手を出すまいと固く心に決めていた海外オークション「ebay」にチャレン ジする事になったのです…!しかしShenさんの語学力はおそらく中学校1年生程度のスーパー初心者!無謀な事この上ない話なのですが、「虚仮の一念虚岩 をも通す」の悲壮な決意の元チャレンジは始まったのです!




まず、ebayにアクセス!このあたりは以前からやっ ていたのでアッサリと!しかしここからはまったくの未開の世界!まずは登録から!登録のページに必要事項を記入するのですが、「え?姓名ってどっちがどっ ちやったっけ?」とか、「英語で住所ってどうやって書くの?」とか「パスワード入れたのになんでアカンの?」などと一人でブツブツ言いながら(半分キレな がら)何とか記入してアカウントを入手!ここまででおおよそ1時間!どんだけ時間かかるねん!






しかし、これはま だ序章です!次はpaypalの登録です!専用のページに飛んでいって、これまた必要事項の記入!今度はセキュリティの問題が気になります!「コレほんま もんのpaypalのページやろな……」しかし、これは先ほどの登録のページに比べて比較的簡単に終わりました!creditcardの番号を記入するの はやはり緊張しましたが……






ここらですっかり疲れてしまったShenさん……「もう面倒くさくなってき たな〜」って、心の声が聞こえてきました(笑)!でもここで諦めてしまったら今までの苦労が水の泡になってしまう……もうちょっとがんばろか……そして ebayのページに戻って検索に「Soennecken」と入力すると、そこには………




To be continue……

2009年3月11日水曜日

プラチナ 3776 プライヤー 太

Shenさんはスリスリしています!

「木軸の万年筆が欲しい!」



いろいろな軸があります。素材なら金属、セルロイド、プラスチック、エボナイトなどなど!模様ならマーブル、ストライプ、など様式があります。様々な軸の中で、人それぞれの好みの差はありますが、温もりのある手触り、使えば使うほど馴染んでいく経過を楽しめるのは、木の軸ではありますまいか?非常に味わい深いものがある!と、Shenさんは考えます!





このプラチナのプライヤーは2本目のプラチナ製の万年筆として購入したものです!プラチナ万年筆はパイロットやセーラーと比べると「地味」な印象が強く、書き味は「硬くて渋い」と言う先入観に捕らわれていました!しかしギャザードの3776太字(また後日紹介します!)を書いた時に、衝撃が走りました!「ええやん!プラチナ!」と一遍に好きになってしまいました!そうするとShenさんの悪い癖で何本か入手したくなってきたのです!その時に元町のPen and message.でちょっとしたブームになっていたのがこのプライヤーだったのです!





いや、正確にはプライヤーがブームだったのではなく、木軸の万年筆がブームだったのです!その当時、Pen and message.では「楔」の万年筆やカッターの取り扱いを始められて間も無い頃で、スネークウッドなど普段の生活ではお目に掛かれない銘木の色んな道具が所狭しと置いてありました!その影響でプライヤーがあったのだとShenさんは思っています!(もし、違ってたらゴメンナサイ!)この「楔」の木の道具は、今ではPen and message.の主力商品になってます!






何人かのお客さんもこのプラチナのプライヤーを買っておられたようでしたが、このプライヤーの万年筆とセットで買われていた商品がありました!それは佐々木商店の「つやふきん」です!これはプライヤーとか木の艶出しに使う布巾で毎日スリスリしてると、徐々に艶が出てくると言うスグレモノ!早く熟成する事が出来るのです!






しかし、天の邪鬼なShenさんは、あえてこの「つやふきん」は求めませんでした!だって「経年変化が数週間で終わってしまったら寂しいやん!」て思ったからです!他の方が使って艶を求められるのは構いませんが、Shenさんはもっと長いspanで熟成をさせたかったのです!だから使い古したタオルで、ちょっと暇な時にスリスリしています。物凄く時間が掛かるかも知れませんが、この方がShenさんらしいと思い、頑張っています!スリスリスリ……

2009年3月9日月曜日

Mont Blanc 342 Green M

Shenさんはフラフラです!

「ヴィンテージなMont Blancが欲しい!」その3


さて今回のヴィンテージMont Blancの紹介の最後に登場するのはこの342です!この342/344のシリーズには黒、赤、グレー、緑軸の4色があるのですが、今回Shenさんが入手したのはこの深いグリーン色の342です!もともと緑色が好きだったのですが、万年筆にハマり始めてから特に緑色のモノを求めるようになりました!



シリーズの紹介はおおよそ前回前々回でやったので省略します!ってこれで終わってしまうと写真だけの紹介になってしまうので(笑)、何故にヴィンテージMont Blancにこれほどハマったのか振り返ってみたいと思います!




まず、始めにShenさんはMont Blancがあまり好きではなかったのです。初めて万年筆を買う時に色々勉強をしていた頃、Mont Blancのホームページを見て「何か書く事以外に拘ってるようだね〜」って感想を持ちました!もちろんブランドの戦略としての「高級路線」を否定しているのではありません!そう言った部分も必要なのも理解出来ましたが、Shenさんには向いてないよね!って感じたのです!だから必要以上に避けてきたブランドがMont Blancでした!




しかし現行品を色々購入して、国内外の色々なブランドの万年筆を書き比べてきて、生意気にも書き味を追求するようになってきて、多くの方から「ヴィンテージMont Blancはスゴイ書き味良いよね、欲しいよね〜」って声を多く聞くようになり、自分の気持ちの中で「食わず嫌いはアカンかな〜?書いても見ないで、Mont Blancがアカン!って言うのは筋が通らんやろ〜」と思うようになったのです!




そして、初めて手にしたヴィンテージMont Blancは前回紹介したMonte Rosaでした!なぜMonte Rosaだったのか?それまで「Mont Blancはなあ〜ちょっとなあ〜」と言ってたShenさんが、いきなり142とか149のヴィンテージMont Blancを持つ事にまだ抵抗があったからでしょうか?Monte Rosaだったら見る人が見ればMont Blancだと分かる位ちょっとマイナーな存在だったからです!(Monte Rosa、ゴメンナサイ!)




そしてこの1本を契機にShenさんの万年筆観は変わっていきました!書く事を追求していたその当時のMont Blancの素晴らしさに目覚めてしまったのです〜今もちょっとづつ増えて行くヴィンテージMont Blanc、このまま行くと何処まで行くのでしょうか?かなり心配なShenさんです(笑)!

2009年3月7日土曜日

Mont Blanc Monte Rosa Bordeaux F

Shenさんはフラフラです!

「ヴィンテージなMont Blancが欲しい!」その2


Mont Blanc Monte Rosaはラインナップとしては、344/342の下の価格帯で、小振りで振り回しがしやすく、学生マーケットを狙っていたものだった様です!しかしデザインの手抜きはいっさいなく、Mont Blancのブランドの特徴である、天冠に雪のマークが無い代わりに、キャップリングが波型で雪を表現してます!クリアなインク窓も簡潔で、ペン先の形状もシンプルで実に美しいです!



今回紹介するモデルは<042G>です!Gはゴールドの意味で、このMonte RosaにはG無しのペン先モデルもあります!この場合は <042>となり、14Gペン先とメッキのペン先の製品を区別する為に<042G>と、わざわざGをつけてあるのです!1954年〜1956年に作られたモデルではモデル番号は尻軸に刻印されていたが、1957年〜1959年のモデルではキャップバンドに刻印されているそうです!



肝心の書き味ですが、このMonte Rosaの特徴を一言で言うなら「柔らかい」です!Shenさんは数多くの「柔らかい」ペンを持っている(のかな?)中でも1.2を争うペンだと思います!(1番はやはりパイロットのフォルカンですね!」多くの方が
このMonte Rosaについて、ブログや本などに「柔らかい!」と、書いておられますが、Shenさんも全く同意見です!このMonte Rosaを書き慣れてしまうと、他のペンを書こうと言う気がおきなくなってしまいます(笑)!要注意です!


2009年3月5日木曜日

Mont Blanc 254 Grey KBB

Shenさんはフラフラです!

「ヴィンテージなMont Blancが欲しい!」その1



今回から3回にわたってヴィンテージMont Blancの紹介をします!まず今回はMont Blanc 254 Grey KBBです!




1950年代のMont Blancには、それぞれ異なったラインナップがありました。最高級ラインとして、149/146/144/142などの、14Xライン!そして252/254/256など実用的な25Xライン!エコノミーラインとして、342/344などの34Xラインがありました





そして、25Xラインはそれまでの242/244などのラインに代わって、1954〜1959年に発売されました。他のラインと比べると登場はずいぶんと遅いです!252/254などには、軸が黒の他にも、赤やグレイなどがあります!




この254は252/256の中間の大きさで、全長128mm、重 量19g、軸の太さは12mmで、軸の径はペリカンM600とほぼ同じです!それでいて軸の長さがやや短い引き締まったフォルムなので、 持った感触はM600よりも数字以上に重く感じるかもしれません!





丸っこいデザインがとにかく可愛い印象を受けますね!手に持ったときの太さも丁度よい!手にしっくりと馴 染みます!そして何といってもその評判を支えているのは、そのウィングニブ(通称イカペン)の書きやすさです!




ウィングニブと聞いて、思い浮かべるのはい わゆる2桁シリーズですが、2桁シリーズは、ニブ上面にフードが付いていて、これがインクを保持するの第二のペン芯のような役割を果たします!254にはこのフードがありませんが、その書き味は「極上」です!




とまあ良い事ばかり書きましたが、唯一の心配は半世紀の年月を経てキャップの樹脂が劣化し、いつひび割れするか分からない!という事です!254と同じウィングニブの流れを汲み、より新しい年代の「Mont Blanc2桁 シリーズ」の方が、メンテナンスの面でもより実用向きなのかも知れません!分かってはいるが、縁があってこの254と出会ってしまった以上、今は別れの時が1日でも先になるようにと祈るだけです!南無〜〜(笑)!
 

2009年3月3日火曜日

Pelikan M205 Demonstrator F

Shenさんはこれで万年筆にハマりました!

「普段持ち歩けるカジュアルな万年筆が欲しい!」


今考えてみると何故万年筆に興味を持ったのか明確ではありません…書く事が好きだったのか?それとも文房具に興味があったのか?いや、何かを変えたくて、そのきっかけを万年筆に求めたのか?おそらくはただ一つの理由からではなかったのだと思います!



これ、Shenさんが初めてPen and message.で購入した最初の万年筆です!その頃のShenさんは「万年筆って何処で買えばいいのでしょう?」などと漠然と考えながら、「趣味の文具箱」や「Real Design」等を買い込み、いろいろと勉強をしていたのです!(物色をしていたとも言いますが…)それらの中の1ページに、透明の軸に綺麗なインクの入った万年筆の写真がありました。一瞬で「これだ!これ欲しい!」と思ったのが、Pelikan M205 Demonstratorでした!価格も初心者のShenさんにはちょうどいい加減でしたから(笑)!




そして、その取扱店を見てみると、神戸元町のお店で「Pen and message.」とありました。東京の有名店まで買いに行くのは無理やし、かといって、ディスカウントの量販店みたいな所では買いたくない、みずうみのほとりから元町まではちょっとした距離ですが、行って行けない事は無い!と思い立ちさっそく電話です!




「すみませ〜〜ん、ちょっとお聞きしたいのですが〜」とShenさん!「はい!何でしょうか?」とその時電話対応してくれたのが、かのスタッフK女史だったのです!その時は何も知りませんから(スタッフK女史の武勇伝をね!)アレコレと話をしながら、ペン先Fを取り置きしておいて貰う事に!その次の日曜日にさっそく元町まで行きました!



ちょっと道に迷いましたが、無事到着!こじんまりとした店構えに専門店の敷居の高さを感じてしまい、ちょっと怯みながらも、大声で「こんにちわ〜〜」と言いながらドアをあけます!「すみませ〜〜ん!Pelikan M205 Demonstrator Fを取り置きお願いしておいた○○ですが〜」と言うと、上品そうな店主さんが「聞いてますよ〜ちょっと待って下さいね〜」と奥でゴソゴソ!初対面の吉宗さんはちょっと神経質そうな感じの紳士って印象でした!




「こちらへどうぞ!」と席を勧められました!そしてそのShenさんの前に初めての万年筆が置かれました!実物は写真で見るよりも小さく感じられましたが、シルバートリムと透明軸に潔い美しさを感じ、感動のShenさん!「調整されますか?」と聞かれて「お願いします!」と威勢よく答えました!調整の何たるかは良く理解出来ていませんでしたが(笑)、なんか自分用に特別に誂えてもらえるんだなって事は理解出来ました!そして「これで書いてみて下さい!」と手渡されたペンでアレコレ書いてみました!サラサラと書けます。ボールペンでも、鉛筆でも、マジックでも、ないこの書き味!万年筆ってこんなに気持ち良いの??ちょっとしたカルチャーショックでした!




そうした感動から約1年……様々な万年筆と出会い、柔らかい書き味を求めて、万年筆魔道を彷徨っているShenさんがいます!しかしこの1年間に様々な出会いやモノの考え方の変化を体験する事が出来ました!たかが万年筆されど万年筆、って感じる今日この頃です!

2009年3月1日日曜日

ナミキ ファルコン SB

この頃のShenさんは取り憑かれていたのかも知れません…

「とにかく柔らかい万年筆が欲しいぞ〜〜!」


万年筆にハマり始めて、数ヶ月…見るモノ聞くモノ触るモノ、総てが欲しくなってしまう狂乱の時代に求めた1本です!今振り返ってみると……Shenさんはオソロシイ(笑)!




このファルコン!(いつもフォルカンと間違えそうになります!)
ご存じの方も多いと思いますが、その昔、全国万年筆専門店会とパイロットが共同開発した「エラボー」という万年筆がありました!「エラボー」には「この万年筆を選ぼう」と言う意味と、英語の「Elaborate(エラボレート)」の「精巧な」という意味も込められているです!(ちなみに「Elaborate」には、「苦心して作り上げる。」という意味もあります!)




その「エラボー」は今は日本では販売されていないが、海外で「ナミキ ファルコン」の名で今も販売されています!つまり「エラボー」の輸出仕様ということになります。




その特徴はこのペン先!クワっと盛り上がってて何やら鳥の嘴のようです(何せファルコンは隼ですから!)このペン先の装飾はひどくシンプルで、「NAMIKI」の刻印と14金である事の情報以外はいっさいないもの!しかしこのシンプルさのお陰で嘴の曲線が引き立っている様にに思われます!華美な装飾を足し算のデザインとするなら、これは引き算のデザインとでも言いましょうか?




書き味は無闇矢鱈に柔らかい訳でなく「節度のある」と表現出来るでしょう!クニクニと縦にしなるペン先はShenさんの大好物!その上太字のヌラヌラ感も相まってそれはもう!いつまででも書いていたい気分にさせてくれます!




今まで色んな万年筆を書いてきたけれど、これはずっと手元に置いておきたい、常用で使い続けていたいと思う万年筆です!