2009年1月15日木曜日

Soennecken 111 superior M その2


Shenさんは一目惚れしてしまいました!

「この杉綾織の素敵な万年筆が欲しい!」


さて今回の「東京銀座文具巡りツアー」の最大の目的である「ペンクラスター」さんにお邪魔する事に!




「中央通りを昭和通りに向かって歩いて……柳通りを……北欧の匠がこんなトコにあるんや〜」

「で、ポンテベッキオがここにあるちゅう事は……あれ、ちゃうんか〜……」

「花屋さんはどこや………」

「ここや!」


方向感覚だけは悪くないのに、歩道橋からビルに至るまで、たっぷり20分はあちこちグルグル回りました!やはり東京はオソロシイところです(笑)



階段を上がり3階へ!ついに辿り着きました。「ペンクラスター」!はじめてお会いする(メールや電話では何度かお話しをさせて頂いていたのですが)當間さんは物静かな方であまり多くは語られませんでしたが、かなり居心地の良い雰囲気だったので長居をさせて頂きました(笑)そして商品のディスプレイもかなり丁寧で色んな商品がきちんと陳列されていて、お金に余裕があればかなり欲しいモノばかりでした!




その中で目を引いたのがSoennecken 111 superiorでした。このドイツのマイナーブランドの万年筆は名著「ペン!ペン!ペン!ファウンテンペン!」の中で、がらくた愛好家の鈴木さんが「私の選んだ1本の万年筆」で語られていた(そのペンはExtraだったのですが)のを見てから「いつか実物を見てみたい万年筆」の中にランクインしていたのです。



「一度見せて頂けませんか?」とShenさん!かなり危うい、フラフラの精神状態のなか(高みから堕ちる半歩手前)、申し出をすると、當間さんは「綺麗ですよね〜」と言って渡して下さいました。それから2時間ほどコネコネと撫で回し、あれこれと書き連ね、ついにShenさんは禁断の言葉を発してしまったのです。




「これ連れて帰っていいですか?」


つづく!

8 件のコメント:

  1.  まぁこういうのは、口を酸っぱくして言っても効果がないものですから。元町方面では、この言葉が発せられると皆笑うという「出しましょうか」ですが、自ら出してもらうとは・・・。ね、コーヒーが出てくるまでの時間が危ないでしょ。

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  2.  名将野村監督はいいます。勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし。負けた原因がハッキリしておりますね・・・おめでとうございます。杉綾模様は私も大好きで、私でない方が保護してくださったことに感謝しております(笑)。

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  3. つきみそう さん

    この1本は事故ですヨ!(笑)この1本をショーケースの中で見つけた時には、心の中で「うお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜これは!!!!」ッて狂喜乱舞してましたし、頭の中は「保護しなければ!」「確保しなければ!」「連れて帰らなければ!」がグルグルと回ってましたもん!値段は殆ど見てなかったし(オイオイ!)しかもペンクラスターの店主さんは物静かな笑顔で沈黙を守っておられるから、自分でダイブするしかないじゃないですか!


    ちなみにコーヒーが出てから10分後の出来事でした!(笑)

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  4. つきみそう さん

    センセが「保護」されている数々の逸品、また拝見させて下さい!杉綾織などもかなり所有されておられるのでしょうね〜しかし、この1本をセンセがペンクラスターさんでご覧になったら、如何だったでしょうか……?かなり危険度の高い上級者のお店ですね!まだまだShenさんには早かったのかも知れません(笑)!


    この負けを今一度噛みしめて、次にいかしたいと思います(この所負けっぱなしですわ…)

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  5. この万年筆とは、ペンクラスターさんでの出会いだったんですね☆
    貴重で稀少なものですからこれは運命ですね!

    >「ペン!ペン!ペン!ファウンテンペン!」の中で、がらくた愛好家の鈴木さんが「私の選んだ1本の万年筆」で語られていた

    私も良く覚えています。
    写真も思い入れたっぷりの文章も、とても素敵でしたよね♪

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  6. みーにゃ さん

    そうなんです!今まで数多くの万年筆の出会いを経験してきました。このSoenneckenとの出会いは、ハッとココロ魅かれてしまう様な素晴しい出会いでした!そんな万年筆がたくさん置いてあるペンクラスターさんはスゴイです!こんな出会いをまた求めて、東京に遠征しなければならないような気がします(笑)!



    「ペン!ペン!ペン!ファウンテンペン!」は万年筆愛好家の諸先輩方の想いがいっぱい詰まった名著だと思っております。みーにゃさんをはじめ、寄稿されている皆さんの文章は万年筆に対するな様々な感情が行間からあふれ出てくる様な素晴しいものです!




    そして何回も読み返すうちに感じた事は、「万年筆とはただ書くだけの道具にあらず。万年筆とは人生の伴侶にもなり、人の生き方と重なり、また想い出を共有出来るものである」



    そんな気がします……

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  7. [万年筆とはただ書くだけの道具にあらず。万年筆とは人生の伴侶にもなり、人の生き方と重なり、また想い出を共有出来るものである]←とてもいいですね、人はいつも何か求めて彷徨っているもの、そんな自分の生き方に共有し合える萬年筆って素敵ですよね・・コメントありがとう 嬉しかったです。

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  8. 夢待ち人 さん

    万年筆に関わりを持ち始めて未だ1年程、これほどにのめり込むとは思いませんでした(笑)!


    しかし、この万年筆と言う筆記具を自分の生活の一部として愛用する事によって、文字を書く事の大切さ、相手に自分の想いを伝える重要性、交友関係や仕事に対する取り組み方、等々、自分に無い「何か」が少しづつ少しづつ揃ってきたような気がしています!


    しかし、まだまだ道半ばです!これからも「何か」を求めて彷徨っていきます!

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