2009年2月17日火曜日

Mont Blanc 22 M

Shenさんは頑張ってみました!

「モンブランの60年代の代表的な万年筆が欲しい!」



モンブランの万年筆でこれ!と言えるのはなんなんでしょう?149?146?確かに素晴しいと思いますが、その時代によって求められるモノは違っているはずですから「これが1番!」とは言えないのが本当のトコロだと思います!しかしその中でもやはり「2桁シリーズ」は外す事が出来ない1960年代のモンブランの代表する万年筆ではないでしょうか?




2桁シリーズは149や146などよりは、やや細身で直線的なデザインでニブはフードに半分覆われています。このデザインはモンブランが1959年にアルブレヒト・グラーフ・ゲルツ氏に依頼して造型された画期的なデザインでした!ゲルツはBMW 507のデザインをした人だそうです!




2桁シリーズの素材はそれまでのセルロイド成型からプラスチック成型に変更されたそうです!2桁シリーズの優れている点は、シンプ ルな構造にしてあるために故障しにくいのです。修理・分解しやすいのでパーツさえあれば交換してまた使えます。工業製品 としては「単純な構造でかつ修理しやすい」という最も理にかなった設計をされてます!




ウイングニブと呼ばれるそのニブのカタチは、前からみるとスルメイカのようなカタチで横から見るとニブ先端の形状がちょうど茶杓のようなカタチをしています!このニブの形状から2桁シリーズの絶妙な書き味が生まれてくるのです!





今回の22は20番台シリーズですが、このシリーズには22/24/23の3種類の万年筆があります。22と24の違いは単純に大きさの違いです!22は小振りなので女性用、24は男性用と説明されたことがあるそうですが、設計段階から男性用/女性用を区別していたのかは定かではありません!





23は、22のキャップが金キャップになったモデルだそうで……同じサイズの金キャップで72がありますがサイズは同じだが彫られてい る模様がまったく違うらしいです。この23は昭和40年代半ばに日本に入ってきたということがわかっているだけで、詳しいことがわからない謎の万年筆だそうです……






今回は色々と頑張って蘊蓄を調べてみました!つかれた……慣れない事はするもんじゃないですね〜

9 件のコメント:

  1. ウィングニブ、いいですね~。
    すごく惹かれるんです。このペン先に。
    最近、どんどん自分の惹かれるものが分かってきたようですが、やっぱり書き心地も大事ですが、デザインが一番です(^^)

    >単純な構造でかつ修理しやすい
    今の電化製品など含め、大量生産物とは逆ですね。
    昔のものは本当に強いものが多いですよね~。

    Shenさんの薀蓄(?)は、分かりやすくて助かります(笑)

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  2. 聖祥 さん

    ウイングニブは確かにいいですよ!しなしなと撓る感覚が何とも言えません!昔の工業製品のデザインは「潔い」と言うか、基本コンセプトがブレて無いですよね!現代の様に幾つもの機能を持たした結果のデザインの対極に位置してるんじゃないでしょうか?


    「シンプル」で「単純」だから60年前の万年筆でも現役での使用に十分耐える事が出来るのでしょう!


    蘊蓄は大変でした!しかしお褒め頂いて報われた気がします(笑)!

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  3. こうしてわかりやすく説明してくれる場所って本当にないんですよ、すぐ溶け込める方ならWAGNER等で情報収集も可能なのでしょうが、私のように口下手にはそれもなかなか・・薀蓄多いに感謝です。どうも私の周りの空気はビンテージへと繋がっているようで、ちょっぴり怖い予感がしております。感謝

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  4. 夢待ち人 さん

    こちらこそ、いつもコメントありがとうございます!こんな頼りない蘊蓄を喜んで頂けて幸いです!しかしこうやって調べる事によって自分の勉強にもなるんですから、これからも出来る限り、いや、時折蘊蓄を語ってみたいと思います(笑)!

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  5. しかし、これだけの情報を集めることができるなんてすごいですね。

    60年代生まれの自分としては、自分が生まれた年に作られたペンには興味がありますね。

    そ、そうだ!

    自分や子供が生まれた年のペンっていう口実を作って、新規購入作戦を作ろうかな、、、
    そして、万年筆欲しさに子供も増やすか?

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  6. foolsbookさんのコメントに笑ってしまいました!

    >万年筆欲しさに子供も増やすか?
    私は、これから頑張るつもりなのですが(どっちを?)、その前にお相手を探さなくては・・・(汗)

    自分の生まれ年のワインを2本だけ飲んだことがあるのですが、ちょうどボルドーのヴィンテージ年で、おいしいものが飲めました。
    確かに、それと同じように自分の生まれた年代の万年筆にもとても興味があります。

    あぁなんだか、黒い影が近付いている気配。。。
    (それとも、明るい未来か?)

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  7. foolsbook さん

    情報はインターネットから色々と集める事が出来ますが、それを自分の言葉に言い換えるのが難しいです!


    お子様の生まれた年っていうと、1994年くらいですか?その頃の名品と言うとペリカンの一世代前くらいですね〜なかなか魅力的な計画ですね〜


    そして、もしお子様を増やす予定なら(笑)、4年後くらいのパイロットの100周年記念万年筆を目標に……ね(笑)!

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  8. 聖祥 さん

    自分も同じ状況です(涙)……

    ワインのヴィンテージはあんまり良く分からないのですが、1970年でおススメて何ですか?


    依然アンティークウォッチを集めていた際は結構生まれ年を意識して集めてたな〜バブルバックのダブルネームとか(笑)!

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  9. 14を手に入れてたどり着きました、やはりウイングニブは気持ちいいですね。

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